南相馬米's

紅梅夢ファーム
紅梅夢ファーム



2023年

紅梅夢ファーム

私は農業が好き!
イマドキの農業女子を直撃♪

食べ物の安心安全が気になるから、農業への興味津々。
でも、女性が農業をやるのは大変?
先端技術を活用したスマート農業に、更衣室もあるきれいな職場環境です。
最近の農業法人は、普通の会社と同じなんです。
「やってみたい」と思ったら、飛び込んでみませんか?

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紅梅夢ファーム
鈴木ふみかさん

なぜ農業をやろうと思ったのですか?

 幼い頃から兼業農家の祖父母と一緒に農業をやっていて、土や植物に触れることが本当に好きで、ずっとやっていきたいと思っていました。震災後農業が出来なくなり、周りの農地が荒れていく状況の時に、「地元の農業を取り戻すんだ」とおっしゃっているかたをテレビで見て、私も農業の道に進もうと決意しました。紅梅夢ファームには高校の先輩がいて、自分に合うと思い就職しました。

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どんなお仕事や作業をされているのですか?

 スマート農業のデータ管理や、6次産業化商品の開発から発送のほか、作物の育苗・生産管理などをやっています。トラクターに乗ったり、ほ場の草刈りなどもやります。広報も担当しているので、InstagramとFacebookの更新もやっています。


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社長や同僚の方々はどんなかたですか?

 社長は本当に優しくて、実のお父さんみたいです。社員も家族みたいで、みんな優しくて毎日楽しく過ごしています。職場環境もいいので、女性にとっても働きやすい職場です。



ふみかさんはどんな社員?【佐藤社長】

真面目で、自分で仕事を見つけながら作業ができる子です。男性社員に対しても、間違ったことがあれば指摘できる、しっかりした子です。

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6次産業化ではどんな商品を出しているのでしょうか。
こだわりは?

 菜種オイルを加工した「蒲里の雫」という食べるオイルや、「新世代」という自社ブランドのお米商品を販売しています。商品開発もデザインも社員みんなで考えました。原料となる作物の生産から加工、販売までやるので、消費者に本当に自信を持って、安心安全なものを提供できるようこだわっています。
 紅梅夢ファームの商品を手に取っていただき、それがきっかけで南相馬市や福島のことを知って貰いたいので、これからコロナの制限解除でイベントも増えると思いますから、PR活動などもしていきたいと思っています。

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紅梅夢ファームでも作付けしている「天のつぶ」は
どんなお米ですか?

 比較的大粒な品種で、丼ものやカレーに合います。冷めても美味しいので、おにぎりなどにも最適です。天に真っ直ぐ伸びる「天のつぶ」なので、倒れにくく育てやすいし、病気にも強い、本当にありがたい品種です。

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新規就農、特に農業をやりたいと思っている女性にメッセージをお願いします。

 農業=汚い、危険、辛いというイメージがありますが、そういった感じはなく、逆に働きやすいですし、自然と触れ合える仕事なので心も癒されます。とてもいい環境で働けると思います。

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紅梅夢ファームについて教えてください。

 東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故でここ小高に人が住めなかった5年7ヶ月、震災の翌年から営農再開を目指して水稲の試験栽培・実証栽培に取り組み、広域的な農業法人を立ち上げようと考え、避難指示が解除された翌年2017年1月に紅梅夢ファームを立ち上げました。
 合併前の小高町の町の花が紅梅で、相馬藩が千葉から移って小高に築いたお城の名前が「紅梅山浮舟城」だったので、その名前をいただき、これからの農業に対して夢を持ち、その夢に向かってやっていこうという気持ちで付けた社名です。
 現在は水稲を中心に大豆、菜の花、玉ねぎを栽培しており、今後は花もやっていこうと考えています。また6次産業化にも取り組んでおり、米や菜の花オイルを商品化し、販売だけでなくふるさと納税の返礼品になるなど結構忙しくやっています。

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紅梅夢ファーム
代表取締役
佐藤良一さん

社員の皆さん、全員お若いですね。

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 平均年齢は27か28歳です。中堅どころだった方々が長い避難生活を経て、新しい土地で生活を始め、帰って来た65歳以上では農業法人を継続していくのは容易ではないと思い、若い人を育てていくことにしました。会社を立ち上げた翌年から毎年若い人を採用しています。今は大卒も含めて9名揃っています。
 勤務時間は朝8時から夕方5時までで、完全週休二日制です。繁忙期は若干シフトが変わり、土日に出て代休を取ってもらったり、残業・早出も若干あります。

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スマート農業を活用されているそうですが。

 やはりいかに効率化、あるいは省力化を図っていくかという命題がありますので、スマート農業で機械を使ってより効率的に、大規模でやっていくスタイルを確立していきたいと思っています。現在470のほ場がありますが、それを全部営農支援システムに登録し、農業機械もすべて登録しています。
 どんな作業をやるか、作業項目もすべて入力してありますので、社員一人ひとりが朝来てタブレットを開き、スタートボタンを押せば、夕方終了までの間の軌跡が残って作業日報が出来上がります。よりわかりやすく、見える化をしながら取り組める農業を目指しています。

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これから新規就農を考えている方々へメッセージをお願いします。

 まずは挑戦することが大事だと思っています。さらに自分で農業経営をやっていく上で数字が大事ですから、しっかりした経理を学ぶこと。先々を捉えながらその目標に向かって進んでいく力強い考え方を持っていれば大丈夫だと思っていますので、ぜひ頑張ってください。今の農業はしっかり物事を考えて、一生懸命やりさえすれば儲かる産業になっているので、期待して農業に取り組んでいただければと思います。


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南相馬市 南相馬市

農林水産部農政課
〒979-2195 福島県南相馬市小高区本町二丁目78
TEL:0244-44-6807 FAX:0244-44-6047

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